子供によると続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(2) (電撃文庫)が4/9発売予定とのこと。角川文庫のサイトを覗いてみましたが、まだ「試し読み」は始まっていません。
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続・魔法科高校の劣等生メイジアン・カンパニーは売れ行き好調のようです。
角川文庫さんの先週の売上No.1だったとのことで、まずは順調な滑り出しに拍手です。
なお第一巻の表紙イラストは、我が社の看板イラストレーターによると「第一巻の学生服が普通の服に変わっただけで、主人公たちのポーズや配置は同一」とのことです。
ご覧の通りで、たしかにその通りです。同一ポーズです。お見事です。
ちなみに作者の性別が男性/女性のいずれであるかを気にする方が多いですが、私は男性だと判断しています。
理由は簡単で、「自分と同じ趣味だから」です。
なんでそのようなことを言い切れるのかを、今回は作者インタビューをレビューしながらが紹介させて頂くことにします。
作者の好み
滅多にTwitterなどのSNSに登場しないために謎だらけの作者ですが、幸いなことにインタビュー記事が発行されています。
メイジアン・カンパニーというからには企業が登場する訳ですが、藤林恭子嬢と七草真由美嬢が社員となっています。この二人、作者のお気に入りのキャラとのことです。
お気に入りのキャラクターは、七草真由美と渡辺摩利の先輩コンビと、独立魔装大隊の藤林響子です。彼女たちは見ていてあきないと思うんですよ。それと藤林響子は、頭の回転が早くて、いろいろとわかってくれそうなところがあるじゃないですか。それに距離感を測らなくても、あっちが取ってくれそうな大人の女性ですよね。
なんだかこの調子だと、メイジアン・カンパニーの第二巻で渡辺摩利嬢も登場してしまいそうです。上記は今から6年前のインタビュー記事ですが、当時から全くブレていません。
ちなみにインタビュー記事では「達也の再従兄弟である、黒羽姉弟の第四高校版『魔法科高校の双生児』を書いてみたいですね」とのことですが、現在では司波達也暗殺計画が刊行されています。そちらでは黒羽文弥が活躍しています。
そしてメイジアン・カンパニーの第一巻では、黒羽亜夜子が同じ大学の学生として登場しています。ここまで初志を貫徹されると、もはや見事としか言えなくなって来ます。
ちなみに作者は、小説を書く時は、映像を頭の中で思い浮かべながら書いていくタイプなのだそうです。書くことのイメージを固めらたら、一気に書き上げるタイプの私と似ています。
なお佐島先生は、作家業を始める前は、バッティングセンターやドライビングレンジに行ってひたすらかっ飛ばすことでストレスを発散していたそうです。あまり女性が嗜むには、少なそうな趣味です。
好きな作家
さてここからが本題ですけど、佐島勤先生は「翻訳物のSFとファンタジー」やライトノベルが好みだそうです。それから菊地秀行先生、夢枕獏先生、田中芳樹先生、そして今野敏先生の作品が特に好きだそうです。
… 銀河英雄伝説、現在も我が家のイラストレーターの部屋にあります。スペースオペラではペリー・ローダンの影響を受けたとのことです。私も学生時代、本屋で立ち読みしました。
菊地秀行先生も一通り読みましたね。魔界都市シリーズなどは特に。
また「魔法科高校の劣等生」の魔法の基本アイデアは、菊地秀行先生の「エイリアン黙示録」に登場する”アカシックレコードの書換による歴史の改変”から来ているそうです。いや私もエイリアンシリーズは一通り読みましたし、なんと「エイリアン黙示録」ならば先週まで我が家にありました。
いやエイリアン黙示録は図書館から借用したのですけれども、なんでエイリアンシリーズの中でも「黙示録」なんでしょうね。ここまで来ると、「お前はオレか!」というセリフを言いたくなって来ます。
ちなみに「ブレない」に戻ると、昔から温めているアイディアとして「かぐや姫・現代版」があるのだそうです。まさか新シリーズの「魔法科高校の劣等生・キグナスの乙女たち」が、この「かぐや姫・現代版」じゃないかと気になるところです。
ともかくブックオフ・ラノベ人気ランキングに表れるように、男性と女性では好みに差が出る一般傾向があります。そしてここまで読む作家やシリーズがSFやスペオペ系になっているという点から考えると、男性のような気がして来る訳です。
まとめ
と、いう次第でして、やはり魔法科高校の劣等生の作者である佐島勤先生は、読む本の好みや趣味から男性だろうと推察する次第です。
ちなみに契約イラストレーター殿は「鬼滅の刃」の作者が女性だと分かっていたとのことですが、佐島勤先生は男性だと感じているとのことです。
そういう訳で、作者は男性だろうと断言している訳です。それに幹比古とエリカの描写は、やっぱり決定的に男性視点かなあと感じます。
ともかく、順調に続編が始まって何よりです。引き続き佐島勤先生のご活躍を期待する次第です。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:よつばせい