Google AdsenseのTop 10獲得者のブログ記事に目を通しました。
で、幾つか目玉の飛び出す箇所があったので、記念として記事を書かせて頂くことにしました。(つらつらと、ですけど)
しかしearnerと言っても、もはや個人じゃないですね。多くの方々が法人化しているようですけど、日本と違って本当にチーム作業やっているみたいです。
まずTechCrunch
目玉が飛び出した順番にコメントしていくことにしましょう。
まず一番驚いたのが、第6位のTechCrunchです。このサイト、しばしば会社で最新業界動向を紹介するのに利用させて頂いています。
私はSiliconAngle誌を引用することが多いですけれども、ピンポイント探す記事はTechCrunch誌を利用させて頂くことが多いです。そう、「誌」と付けているように、今までWeb雑誌だという認識でした。
それにTechCrunch誌は記事にあるように、スタートアップを得意としています。実は米国の子会社ですが、TechCrunch誌が公募して審査&表彰したスタートアップ企業の一つを昨年買収しました。
それだけじゃありません。SimilarWebでURLを叩いてみると、なぜか日本からのアクセスが多いです。これ、実はTechCrunch誌ですけれども、jp.techcrunch.comというサブドメインを設けて、日本語記事も提供しているのです。
ちなみに日本語版だと、毎日10件程度の記事を投稿しているみたいです。techcrunch.comで毎月15M程度のPVで、jp.techcrunch.comで毎月2.3M程度のPVです。
私は個人でやっていくつもりでMagic Note Xを英語化しつつありますけど、当サイト(湘南文庫)のbike-neko.comを英語化すべきだったかもしれません。
なんかスタート地点で、すでに残念賞を取ってしまったような気がします。なお当記事はbike-neko.com/diaryサブディレクトリにしており、基本的にbike-neko.comと一蓮托生です。
さて話をTechCrunch誌に戻すと、トップ10の中では唯一の2010年以降の開設サイトです。2014年頃からお世話になっていたけれども、何となく事情が分かって来ました。それはさておき、2011年開設時からブレていない運営方針のようで感心します。
ただしおそらくは個人ブログで始まり、勢いに乗って法人化し、企業として運営するようになったというところでしょうか。日本でも著名ブロガーで法人化している人は多いけれども、本当に複数スタッフで企業化しているところは少ないです。
強いて言えば、ノマド的節約術に似ているビジネスモデルかもしれません。そういえばノマド節約術はSimilarWebによると、ここ数か月で毎月2M程度のPVから1M程度のPVまで半減しています。第一位や6位(TechCrunch誌)はSimilarWebを叩いたところだと、毎月15M程度のPVで安定しています。
こうやって見ると、ノマド的節約術の動向が気になるところです。そういえばライターの一人のパパンダさんの個人ブログが更新止まっているのも気になります。
と、ここまで来て、「クレジットカードの読みもの」さんを思い出して、確認してみました。なんと毎月1M程度のPVから300K(30万)程度のPVに落ちています。
これはもしかして、両サイトともアプデ被弾しているということでしょうか。こうやって見ると、マクリンさんの毎月300Kオーバー維持は流石です。
やっぱりブログで稼ぐというのは、なかなか大変なことのような気がします。
Adsenseは儲からない
さてトップ10ブログのアクセス数とGoogle Adsense収入を見て思うのは、PVの割には儲かっていないという点です。
トップ10のアクセス数を利用すれば、いろいろなビジネスが展開できそうです。というか、展開しているサイトが多いです。
TechCrunch誌にしても、先ほど紹介したようにスタートアップ企業の公募をして表彰するビジネスを導入しています。Google Adsenseだけが収入源ではありません。
だって… 個人ブログであれば良いでしょうけれども、数名のスタッフで回していると考えると、1ドル100円換算すると、第一のサイトが1億円です。
(ちなみにハチドリさんが毎月1000万PV程度で1,000万円程度だそうです。SimilarWebで毎月15M程度のPVにして1億円は少し効率良くないかもしれません)
ともかく会社としてやるなら、事務所代とか失業保険などが発生するので、1人で1,000万円は稼ぎたいところです。1億円だと10人くらいでトントンということです。
こうやってみると、Adsenseだけでは効率が良くないと言えそうな気がします。おまけにアプデ被弾のリスクなどを考えると、なかなか厳しい商売のような気がします。
(そんなに美味しい話は転がっていないようですね、やはり)
独自ドメインの勇断
私は2000年頃にニフティでWebサイトを開設して、2005年にココログでブログを開設しました。いずれもニフティにお世話になっています。
しかし時期こそ大差ないですけれども、トップ10の皆さんは独自ドメインでサイト開設しています。これ、当時は大変なことだったように記憶しています。
この独自ドメインでのブログ開設時期を見ると、それからずっと頑張っていることに対して、思わず頭が下がります。
そういえば話は逸れますけど、第1位のドメインはFacebookからの流入が多いみたいですね。それから広告を打ってアクセスを稼いでいるようで、いかにもプロっぽい気がします。
ともかくいずれのサイトも検索流入だけには頼っていないので、アプデ被弾を受けることがあっても致命的ではないようです。ここら辺もしっかりと考えてサイト運営なさっているようで、さすがだと感心させられます。
そうそう、ここで肝心のGoogleさんをSimilarWebで確認してみました。毎月80B程度のPVで、ちょっと桁が違いますね。うーん、すごいです。
あとドメインに関していうと、記事では全てwww付きで紹介されています。しかし私が幾つか確認してみたところでは、どうもwwwなしがデフォルトとなっているようです。
私も最初のサイトはwww付きでしたけど、それ以降はwwwなしでサイト構築しています。最近はwwwなしが主流になって来たようです。
(サイト名を直接叩く時、たしかにwwwは無用の長物です)
まとめ
以上が駆け足ですけど、Google AdsenseのEarnerトップ10です。もはやこれは「企業」と呼んでも良さそうな気がします。
それからやはりGoogle検索でPVを得るという作戦は、なかなか心臓に良くない気もします。
そもそも上記のトップ10記事のブログにしても、SimilarWebではDB登録されているものの、アクセス状況が表示されません。なんとなく私のサイトと同じく、毎月のPVが少なすぎるので数値データの表示対象外になっているような気がします。
さて英語を使う限りはリハビリとして役立ちますけど、Google検索で上位目指して頑張るのは厳しいと覚悟した方が良さそうです。
そういえばSiliconAngle誌も毎月200k(20万)程度のPVでしたので、名物記者の個人ブログと同レベルであることが分かりました。
(SiliconAngle誌は10名上のライター陣が揃っているので、このサイトへの投稿だけで生活していくのは無理そうです)
なんだか大変な世界へ足を踏み入れてしまったようですね。それでもしばらくは諦めずに、あがいてみたいと思います。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:よつばせい